男性ホルモンの低下からニ流の「メタボ腹」は始まる。

「わかっちゃいるけど、やめられない」という歌がその昔大ヒットしたが、日々、忙しく働くビジネスパーソンの心の癒しであり、やめられないものといえぼ…。酒?大盛りメシ?食後のデザート?飲酒後のラーメン?それともタバコ?

これらはどれも「過ぎたるは及ばざるが如し」の類いで、タバコを除いて肥満との関係はとても密接だ。

もちろん禁煙は現代のトレンドであることはいうまでもない。

肥満が気になる人は、体にいけないことは、「分かったら即やめる」を実践することをおすすめする。

なぜなら、肥満によるお腹ボッコリは、男性ホルモンを確実に減少させるからだ。

20代のころと食事量や運動量が変わらないのに、30代になったら急に腹部の肥満を感じる人は多い。

じつは男性ホルモンは筋肉や代謝を保つ働きをしていて、多く分泌されている20代は、多少の暴飲暴食が即お腹まわりの賛肉に結びつかなかったのだ。

しかし、30歳を過ぎると男性ホルモン量の低下とともに体の中の糖分やタンパク質が脂肪に変わりやすくなり、その結果、20代と同じような食生活を送っていると、腹部の筋肉がゆるんでお腹まわりの賛肉が目立つようになるのだ。

その多くは内臓の周囲にたっぷり脂肪がついている内臓脂肪型肥満、メタボリックシンドロームの元凶だ。

ところで、内臓脂肪の蓄積は、腹囲(へそもしくはウエスト周囲)を測定することで簡単に推測することができる。

健診で男性85センチ以上、女性90センチ以上の腹囲(膳周囲径)に加えて、高血圧や脂質異常、高血糖のうち2つ以上が認められるとメタボと診断されるのだ。

そもそも、ウエストサイズが増えて内臓脂肪が多いと血圧が高くなる傾向があり、加えて中性脂肪やコレステロールも増加する。

それらが負の相乗効果となって、動脈硬化や高血圧症、糖原病を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気へとつながっていくのだ。

これがメタボリックシンドローム、通称「メタボ」だ。

メタボはただのデブではない!

メタボは単にデブの別称と思っている人が多いが、さにあらず。命にかかわる重大な病気の元凶なのだ。

さらに見た目はやせているのに、お腹だけがポッコリと出ている「隠れメタボ」の人もいるから、メタボは安心できない、したたかで怖い病気だ。

太っていてもメタボでないこともある。

皮下脂肪による肥満は女性に多く、軽視はできないがメタボほどの重大性は薄い。

メタボ=内臓脂肪型か、皮下脂肪型の肥満かは、簡易的には腹囲測定で推測できるが、詳しくは腹部のCT検査を行うことで見分けることができる。

いずれにしてもメタボは「命にかかわる危ない体へまっしぐら」症候群なのだ。

男性ホルモンが低い=メタボになりやすい!?

米国で行った肥満と男性ホルモンに関する調査では、男性ホルモンの低い男性は、メタボのリスクが、そうでない人の3倍高いという結果が出ている。

男性ホルモン値を上げ、仕事のできる男になるには、ぽっこりお腹の解消が急務ということだ。

メタボ腹は自己管理失格の証。一流男は健康管理も鉄壁だ。