性生活を楽しむには正しい知識を持つことも必要です。

精力絶倫のベテランでも、意外と間違った俗説を信じ込んでいる場合があります。

この章では、充実のセックスライフのために、様々な性の疑問や常識・非常識などについて検証してみることにしましょう。

 

男はいつでも発情できるのか

日本、イギリス、アメリカの三ヵ国での調査によると、男性は女性に比べ性的な空想にふける頻度が二倍近く、睡眠中に夢にみることも女性より多いことがわかりました。

また、アメリカの心理学者バーンは「性的興奮を阻止する妨害認知実験」を行っています。

これは男女300人にセックスシーンが撮影されたフィルムを見せ、途中である人が登場し、その人が言う数を足し算していくという過程で性的興奮がどう変化するかということを調べたものです。

この実験結果によると、男性は計算をしながらも性的な興奮をし続けるのに対し、女性は計算を始めた途端に興奮度が減少していくということが分かったそうです。

つまり、女性は少しでも別のことを意識すると、性的興奮が阻害され、男性がどんなにセックスしたくてもその気になれないということになります。

女性の方が感じる

男性は可能な限り多くの女性に精子を振りまき、自分の子孫を繁栄していかなければならないという本能があります。

男性は1000人に精子を配りたいと思えば、一日一回、三年間ぶっ通しで可能という計算になります。

一方、女性は1000人の子供を産むことは不可能です。

女性の生殖可能年数を15~50歳までの35年間とすると、出産までに10ヶ月必要なので、最大でも42人しか産むことができません。

ところで、性欲旺盛の男性のほうが、セックスで得られる快感が女性より高いかというとそうではありません。

モノや景色を見て美しいと思ったり、音楽を聴いて素晴らしいと思ったりする感受性は、女性のほうが高いのです。(PETという装置を使って悲しみを
測定したところ、女性は男性よりも8倍悲しい気持ちになるということが分かっています)

性欲を感じる回数が多いのは男性ですが、感覚を快感として感じることにかけては女性のほうが上手なようです。

男は相手を選ばない

男性は、この女性を好きだと思う「ボーダーライン」を変動することができます。

「目の前の女性とセックスができる」と思ったその瞬間にその「ボーダーライン」はグーンと下がり、その女性を好きになれてしまうのです。

男性が風俗店などに行って、見ず知らずの魅力の低い女性とでもセックスできるのは、その「ボーダーライン」の低下システムが働くためなのです。

風俗店などで下がった「ボーダーライン」は、通常セックスが終わり、欲求が満たされると元に戻ります。

ボーダーラインの低下によって本気で相手を好きになることができれば、女性に「セックスだけが目的」ということが露骨に現われません。

またそのほうが男性自身も罪悪感にさいなまれることもないのです。

また、万が一、人類存亡の危機に陥ったとき、セックスする女性を選んでいては人類は滅亡してしまいます。

男性にはどんな女性とも交わることができなければいけないという本能が刷り込まれているのです。

男性は、セックスするまではその女性獲得に対して高いモチベーションを持ち、愛をささやき尽くします。

しかし、一旦、性欲が満たされると情熱は急速に冷めてしまいます。

そういう仕組みが遺伝子に組み込まれているのが、男という生き物なのです。