動物性生薬の精力増強作用

昔からすっぽんやマムシなど、動物性の生薬の精力増強作用は有名ですが、

ではその効果効能についてここでは詳しくご紹介していきます

スッポンとマムシ

それでは精力アップに効果的な成分について具体的に紹介、説明していきましょう。

まず、スッポンやマムシ、コブラ、龍のおとしごといった動物性の生薬について。

スッポンとマムシにはアルギニンを含む必須アミノ酸などが豊富に、またバランスよく含まれています。

その他、ここで特筆すべきことはマムシの肝も入っているということです。

マムシの肝は一匹からほんの少量しか取れませんが、その中には胆汁酸やコレスリンなどが合まれており、解毒や強壮に効果があるだけでなく、性腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなど精力に関係しているホルモンを分泌させる原料にもなるので、精力を増強させるためにもとても効果があります。

毒蛇の王者コブラ

コブラとはいうまでもなく猛毒を持ったへビの一種です。

マムシと同様に毒蛇は強精に効くということでこのコブラも古来より珍重されてきました。

実際、内臓を取り除いた肉と骨だけの乾燥コブラを分析してみると、必須アミノ酸を合めた身体に欠かすことのできない18種のアミノ酸が豊富に含まれているのです。

それらの他にも、血行を促進する作用があるオフィジンというアミノ酸や精子を作ったり勃起中枢を刺激したりするスペルミンというアミノ酸までも含まれ、確かに精力を増強させる効果があることが科学的にも立証されています。

漢方薬名「海馬」・・・龍のおとしご

龍のおとしごも、「海馬」という薬名で中国では古来より漢方薬として用いられてきました。

これは腎臓や肝臓、副腎機能などを強くするものとして使用されてきたようです。

植物性生薬の強精効果

ニンニク、田七人参、アガリクス茸、キャッツクロウなど植物性の生薬も精力増強には効果的です。

一般的に植物性のものは強精の効果面で動物性に比べると低いと考えられがちですが、

しかしこれらは相当な効果があると証明されているものばかりです。

スタミナ源、ニンニク

特にニンニクは古くからスタミナがつく食べ物とされてきたことは、皆さんもご存じのことでしょう。

古代エジプトの時代、ピラミッド建設にたずさわった労働者が体力維持のためにニンニクを食べていたという記録も残っています。

日本には今から約千年前頃に伝来したといわれています。

それ以来「百草の長」とも呼ばれ、広く民間薬として利用されてきました。

しかしその一方ではニンニクが強精薬として催淫効果があると考えられたために、汚らわしいとものとして禁制された歴史もあります。

そのためか、今でも伝統的、習慣的にニンニクを忌み嫌う傾向がある人も、まれにいるようですが、これもニンニクの効果のほどを証明している逸話だということでしょう。

薬学的にみるとニンニクの有効成分であるスコルジニンという物質に強壮効果があるようです。

このスコルジニンは体内に入った栄養物を完全に燃焼させてエネルギーにする働きがあり、その結果、新陳代謝を旺盛にし、ホルモン系統を刺激します。

ですから疲労同復、食欲増進、解毒などに効力を発揮し、末梢血管も拡張させて血行を良くします。

動物実験でも、このスコルジニンを与えたハツカネズミが、与えなかったグループよりも4倍以上長い時間泳いでいた結果がでたほどスタミナを高める効果があるのです。

さらに、長時間激しい運動を行うスポーツ選手にスコルジニンを服用してもらったところ、服用しなかった選手たちと比べて疲労を訴える人が圧倒的に少なかったという報告もあるほどです。

また、最近の動物実験で血液中の善玉コレステロールを倍加させ、悪玉のコレステロールを低下させることも分かり、動脈硬化の予防にも有効だということが新たに証明されています。

その他ニンニク独特のあの臭いのもとであるアリシンという物質が、やはりニンニクに含まれているビタミンB1と結合して栄養価を倍加し、体内での持続性を保ちます。

この作用から疲労回復や精力増強に効果を発揮するようです。

また、ビタミンB1が不足するとスタミナがなくなるのですが私たちの体はビタミンB1を一日に5ミリグラムほどしか消化吸収できません。

しかしニンニクに合まれているアリシンとビタミンB1が結合してできるアリチアミンは一日に100ミリグラム以上も消化されるのです。

つまりアリチアミンの消化にともないビタミンB1もしっかりと体内に吸収できることになります。

しかもアリチアミンは急速に効くので、数時間でその効果が現れてきます。

また、生殖器を刺激し、緊張させるアセチールコリンという物質の分泌をもニンニクを摂ることにより高めることができるのです。