「育メン」はセックスレスになる!?

日本の住宅事情はセックスに向いていないとよくいわれます。

家自体が狭い、隣の部屋に音が丸聞こえ、場合によっては親子川の字で寝なくてはならない…。

実際、私の家も夫婦二人と子ども四人で川の字で寝ています。

この環境だと、ゆっくりリラックスしてセックスを楽しむのは、なかなか難しい。

それでお互い「やる気」が失せてしまうというのは、よくあるパターンです。

西洋では、子どもが二歳くらいになればほとんど一人で寝るようになり、夫婦は二人で同じベッドで寝ることが多いようです。

必ずしも西洋式が良いとは私は考えておりませんが、このように、家庭の事情、普段の生活環境も、オトコの機能に少なくない影響を与えるという研究もあります。

子どもができたとたんに子づくりのプレッシャーから解放され、勃起障害が治った、というケースがありますが、実は子どもの存在は、逆の方向に働くこともあります。

いま述べたような住宅事情のところに、赤ん坊がやってきた。

昼夜なくお乳を飲ませ、おむつを替え、泣くのをあやし、と生活は子ども中心になります。

二人だけの時間を持つこともままならなくなり、やはりセックスから遠ざかることになるのです。

ただし、ただ単に外部環境の変化だけが、「子育てセックスレス」の原因ではないようです。

子育てする男性はテストステロン血が下がる!?

これは、フィリピンにおける6OO人の男性を対象とした調査です。

テストステロン(男性ホルモン)値の高い男性と低い男性を比べてみたら、前者のほうがパートナーを得て父親になる確率が高かった。

テストステロンは「男らしさ」にも関与しますから、これは領ける結果です。

ところが、子どもができた男性のテストステロン値をできる前と比較してみたら、できた後には明らかに低下していた、というのです。

さらに興味深いことには、一日三時間以上子育てに関わっている男性は、しない男性よりもさらに大幅にテストステロン値が下がっていました。

また別の研究では、「男が赤ん坊の泣き声を聞くと、テストステロン値が下がる」という、驚きの報告もあります。

テストステロンとの関係は不明ですが、それまで問題なかったのに、子どもができたら勃起障害になった、というさっきと真逆のケースもあるのです。

男性ホルモンの分泌が減れば、セックスをしたいという意欲も低くなります。

これは、「子どもが生まれたのだから、他の女性と浮気をしたりするな」という神の思し召しなのか、はたまた、余計なことは考えずに子育てに協力すべしということなのか。

いずれにせよ、昨今、母親の代わりに育児を引き受ける「育メン」がもてはやされていますが、こと男性機能、セックスという観点からは、その阻害要因になっているのかもしれないことを自覚したほうがいいかもしれません。